2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

NHK出版が次に「フリーミアム」モデルで出す書籍は何?

『フリー』って閲覧期限が過ぎたら見られなくなるってことに今頃気づいた。閑話休題。昨年11月にNHK出版から発売された『フリー』が好調だそうだ。「「無料全文公開」で10万部突破 出版界驚かす「フリー・キャンペーン」」(J-CAST)によれば、「発売から約3…

「ネットリテラシ読本」を dis ってみる

MIAU が「ネットリテラシ読本Ver1.3(全6セクション)」を公開した……ということが全然話題に上っていない気がするのだが、気のせいだろうか。最初のバージョンは、メディアでも紹介されていたし、ブックマークも集めていた。メディアは「新しいこと」しか取…

「先生、バナナは電子書籍に入りますか?」

まとまりのないエントリになってしまいましたが、とりあえずタイトルは冗談です、念のため。閑話休題。浅倉卓司氏が『創』から引用しつつ、電子書籍の分野や形態について取り上げている。以前のエントリにも書いたとおり、ただ既存の印刷物を“そのまま”電子…

キラードメイン×ブランディング〜ccTLDには手を出すな!

前回のエントリで取り上げたとおり、新しいTLDが登場したところで、人々はレガシーなTLD、とくに.comドメインを登録し続けている。8500万ものドメインが.comで登録されていることだけでも、「ドメインの登録数が増えたのでTLDが足りない」という事実はないこ…

キラードメイン×ブランディング〜ドメイン登録数の推移とTLD

本シリーズでは「ただドメインを使うだけでなく、よいドメインを使うべき」ということを伝えたいのだが、今回はドメインを使うこと自体の広まりについて取り上げてみる。ICANNの月間報告では2001年以降のgTLDごとのドメイン登録の推移を詳細に見ることができ…

「虚構の論理」テンプレート

(ちょっとしたネタです、念のため)昨今の匿名投稿の問題に対する批判というものを考えてみます。もちろん、匿名投稿によって問題が起きていることまでを否定することはできません。被害者の方がお怒りになるのはごもっともだと思います。しかし、一方では…

キラードメイン×ブランディング〜「.日本」が要らない、たった一つの理由

「.jp」とかぶる「.日本」というのは、国際化ドメイン名(IDN)を ccTLD(国別トップレベルドメイン)でも使えるようにするという方針のもとで進められているもので、とくに日本だけの話ではない。しかし、私には、その利用価値を見出すことができない*1。そ…

キラードメイン×ブランディング〜ちまたのドメイン

前エントリ*1に、JPNIC*2の前村さんからコメントをいただいたので、気力を振り絞って続きを書いてみます(←冗談です、念のため)。(←「です・ます」はここまで)前村さんが「しっくりこない」と(控え目に)表現されたとおり、日本におけるドメインのセカン…

キラードメイン×ブランディング〜まえがき(または昔話)

電子書籍の話を考えるのも面白いのだけれど、前々からまとめて書こうと思っていたのが、ドメインの話である*1。最初の自分用のドメイン(mohno.com)をお名前.comで登録したのが2000年のことだから、今年で10年目。当初は(というか、今でも、だけれど)、ほ…

出版社は書籍の電子化に消極的なのか?

「電子ブックにおけるドン・キホーテは誰か」というエントリでは、主に電子ブックというデバイスについて考察したが、少し補足しておく。先日のエントリにも書いたとおり、携帯書籍(市場規模約400億円)、電子辞書(同約400億円)といった分野で書籍の電子…

「知的財産戦略の推進について」へのパブリックコメント

小倉弁護士が「知的財産戦略の推進について」というエントリでご自身のパブリックコメントを公開されていた。それで確認したのでわかったのだが、まだ締め切られていなかった!→「新たな「知的財産推進計画(仮称)」の策定に向けた意見募集」てっきり忙しく…

電子ブックにおけるドン・キホーテは誰か

どうせ Kindle も iPad も、そのうちドン・キホーテで叩き売られるようになるかもね(←ボカッ)。閑話休題。磯崎哲也氏が「iPad対Kindle、勝負あり。そして出版の未来。」というエントリを書かれている。その結論として、電子出版の未来は、 「Apple一人勝ち…

ゼロ年代のワースト映画

破壊屋さんで「ゼロ年代のワースト映画」という投票企画をやっている。年末には「ゼロ年代のベスト映画」というワクワクする企画があったのだが、こちらはワーストなのでシクシクする。そもそもワースト映画への一般投票というのは、なかなか難しい企画だと…