「であいもんツアー」の記録

■「であいもん」ツアー

であいもん」は、浅野りん先生による京都の和菓子屋を舞台にした漫画です。2022年4月にアニメが放送されて、これを機会に知りました。ヒロインの雪平一果(ゆきひらいつか)は小学生ですが、1話からドジっ子ではない設定に惹かれました。アニメも原作コミックもオススメの良作です。アニメの公式サイトが、KADOKAWAハッカー被害でダウンしたままになっているのは残念です。
その「であいもん」とホテルがコラボするという企画がきました。さらに「作者ゆかりの地で原作者に会える」というツアーもありました。
「え、会える?」
知らなかったのですが、過去にもそういう企画はあったそうです。アニメが放送されて人気も高まっていると思いましたが、これを知ったのが申し込み開始(2024年11月22日24時)前だったこともあり、(コラボルームは2人専用だったのか申し込めませんでしたが)受付が始まった時点で、いそいそとバスツアーに申し込みました。ちなみに、この時点では前後とも京都に宿泊して追加で京都めぐりするつもりもあったのですが、諸事情*1で見送りました。
初日のバスツアーは朝から始まるため、当日の現地入りというのは避けたかったのですが、前日の夜に予定ができたため、夜行バスを使うことにしました。最近、ときどき新幹線が止まることもありますし(バスも止まるときは止まるのですが)、そもそも朝寝坊したら取返しがつきません*2。バスに充電できる設備がなかったこともあり、京都到着後はネットカフェで過ごしました。

■バスツアー(1日目)

浅野先生と聖地を巡るバスツアーです。バスが出発するのは京都駅そばにあるAvanti前なのですが、夜行バスと違って受付が必要でした。早くから現地にいたのに出遅れました。

閑話休題

バスツアーの行程は、こんな感じです。

ツアーの説明に浅野りん先生と担当編集が一緒に帯同!」と書かれていたのですが、実際に浅野先生と担当のイナガキさんがあらかじめ寄せられた質問への回答を中心にお話しされていて、まさに「であいもん」尽くしの一日でした。ほぼリアルタイムでツイートしてましたが、細かいところまで書き残せなかったので、ここに記録しておこうと思った次第です。印象的なことでも時間が経つと忘れちゃうんですよね。

和菓子作り体験

よし廣」という和菓子屋さんで、和菓子作りを体験しました。今回作ったのは「雪上松」と「ねじ梅」。季節ごとに変わるそうです。当然、説明を聞きながら作るため、そんなに上手くは作れませんし、時間もかかります。だいたい1つ20分くらいかかりましたが、職人さんは3分で作るそうです。まあ、素人さんが20分くらいかかるプログラムを3分くらいで作れるでしょうけどね。(←張り合うな)

全体で4つのグループに分かれましたが、たまたま浅野先生と同じグループになったため、グループごとに受け取る修了証書に載る写真が浅野先生と一緒になりました。証書はグループごとに1枚だけなので先生がお持ち帰りになりましたが、スマホで撮影して記念になりました。

よし廣

和菓子作り体験

ランチ

美ね寅」という和食レストランで、昼食会でした。事前にアレルギーがあることをお伝えしていて席が決まっていたのですが、なんと目の前に浅野先生と担当編集の方々が座られました。アレルギーがあることを幸運に思う日が来ようとは。料理は美味しかったのですが、それよりなにより楽しい会話のひとときでした。この後でまわる伏見稲荷大社は、私がはじめて“アニメの聖地巡礼”をしたときにまわったところでした。そのときは「いなり、こんこん、恋いろは」という作品の舞台としてまわったのですが、その話をしたら「あれも(であいもんと同じ)ヤングエースの作品」と教えていただきました。そういうところ気にしてなかったんですよね。ちなみに、うちのリビングには「いなこん」のポスターが飾ってあります。18巻はいつもより時期があいているのですが、これは初めて出す限定版に付属するマスコットチャームの制作に時間がかかったためだそうです。ですから、19巻は割とすぐ出るそうです。あと、前日に言った「もちづきさん」コラボカフェの話とか、どんな音楽を聴くのか尋ねられて80年代の音楽とかを熱く語ってしまった気がします。何をやっているんだ、俺は。

美ね寅

ランチ

伏見稲荷大社

原作26話の表紙には伏見稲荷駅が出てきますし、原作77話には伏見稲荷大社が出てきますが、前述の「いなこん」を含め数多くの作品に出てくる舞台ですね。かつて「舞台めぐり」というスマートフォン用のアプリがあったときにはスポットも設定されていました。今回は滞在できる時間が1時間ほどしかなく、ちょっと足早に移動して、毎度見ていた「いなこん」の色あせていくポスターを探したんですが、道を間違えたらしく見つけられませんでした。

伏見稲荷大社

千本鳥居

東福寺

原作82話に出てくる「通天橋」があるお寺。原作9巻の表紙も、ここだそうです。ここはJRと京阪線の乗換駅の名前でもあるのですが、行ったことはありませんでした。なんとなく見覚えがある気がしたのは、「僕の心のヤバイやつ」とコラボした御朱印帳をゲットした勝林寺が近かったからかもしれません(道は違うはずなのですが)。“新作”も出ているので、あらかじめ準備しておけばよかったかもしれませんが、後の祭り。(←それはどうでもいい)

通天橋

東福寺

鴨川デルタ

アニメのオープニング冒頭にも出てきますが、鴨川神社近くの有名スポットですね。個人的には「たまこまーけっと」とか「有頂天家族」の方が印象が強いのですが。そして、原作85話に出てくる焼き芋屋さんが来てくれて、オヤツとして焼き芋がもらえるというサプライズ(バスで予告はされましたが)。しかも、一果ちゃん柄の袋に入っている上に、“保存用”の袋までいただけるという至れり尽くせりな配慮がうれしかったです。

焼き芋屋さん

鴨川デルタで焼き芋を食べる

バス内での質問タイム【ネタバレ注意】

できるだけスマホでメモしていたので列挙します。正しく聞き取れていなかったり、間違っているものもあるかもしれません。

  • 浅野先生はお酒が飲めない。
  • 担当はイナガキさんからカワマタさんにバトンタッチ。今やってる18巻、19巻がイナガキさんの最後の仕事。18巻は通常版と限定版で表紙がつながっている。「ぜひ両方買ってください」
  • イナガキさんは甘いものが苦手で、和菓子はほぼダメ。浅野先生曰く「どうして担当しようと思ったのか」(大意)
  • 「であいもん」は、ロケハンのときに移動時間も考えてストーリーを作ってる。
  • イナガキさん「2期(の話)はありません」「(1期の)追崎監督からは熱烈にアピールありますが」
  • キャラはプロットで性格付けしているが、実際に動かしてみないと分からないことはある。書いているうちにバックボーン次第で性格が決まっていく。
  • 一番苦労した話は「今(やってるところ)」
  • 「オチを付けようとしないで」って言われることが多い。地元に吉本新喜劇があって、オチを付けたくなってしまう。シリアスに終わらせず、場をなごませたいという気持ちがある。
  • (担当編集だけが知る浅野先生の素顔を聞かれて)イナガキさん「担当編集が読めないレベルで字が汚い」「娘さんの学校給食の申し込みが毎月必要なのに忘れることが多い」
  • 18巻ではじめて限定版(マスコットチャーム付き)が出ることになったので楽しみ。
  • プロットは打ち合わせから2、3日。(そこからネームで?)1週間、原稿は10日間くらい。
  • (当初から設定が変わったキャラがいるか聞かれて)あんまりいない。ずれないように気を付けてる。和は、最初の打ち合わせから顔が違ってきてる。
  • (たぶん)市販のもので好きなお菓子を聞かれて「雪見だいふく」が好きで、熱いコーヒーをかけて食べる、というのをやってみたい。
  • マンガを一本まともに描いたのは、中学三年のときにノートに丸々一冊描いたのが最初。
  • ちゃんと原稿として描いたのは、高三で大学に入る前の休みの時期に投稿作品として描いたのが最初。運よく賞をもらって、担当編集が付いた。
  • (尊敬する(?)漫画家を聞かれて)どの漫画家さんというより、作品ごとの背景が気になる。憧れの漫画家さんというか、会いたかったのは手塚治虫先生。
  • (描くのが難しかったお菓子を聞かれて)金団。形がランダムなものを組み合わせないといけないので、どれだけ描いても難しい。実在のお菓子はモデルがあるけれど、架空のお菓子の場合は、どういう思いが込められて作られているということまで考えないといけないので大変。
  • (よく見てるもの(?)を聞かれて)バイオハザードを時系列でクリアするという実況動画を見てる(コジマ店員さん?)
  • (担当さんが一番好きな話は?)「和さんの手は優しい手だから」というところ。和が巴を殴るシーンは、どういう殴り方をするのかといった話で三か月くらい喋っていた(担当さんの推しキャラの話はオフレコらしいのでカット)
  • (和菓子の勉強法を聞かれて)「和菓子屋さんにお話を聞くけど、ただ和菓子の話を聞くだけではなく、どのように興味を持っていただけるか、というところまで考える。そのため、プロットを伝えた上で相談する。自宅にはたくさんの和菓子の本があるけれど、全部を読み切れないので、付箋を付けながら考えている。
  • 原作もアニメも1話でわりと重要なセリフが出てくるところ、アニメが終わった後の展開で実際には似てる声の人でした。その点、アニメの続編が出てくると厄介なことになりそうですが、アニメスタッフに設定を伝えていましたか、という質問について(私の質問)「伝えてはいませんでした。担当の声優さんは京都弁に苦労されていて、ひとりで居残りとかもあったので、二役になったら発狂するかもしれません」
  • 担当さんからマスコットキャラが必要と言われて動物を出すこともあるけど、だいたい1話で終わる。理由は「飲食店ではペットを飼えないから」
  • (浅野先生から見た担当をキャラで例えるなら、と聞かれて)カレンちゃんかな。甘いものが苦手だし、英語も喋れない。(そんなに可愛くない、というツッコミあり)
  • 七条にあるマクドナルドで3か月だけアルバイトしてた。

サイン会(2日目)

鳴海餅本店で、サイン会がありました。今回は、あまりほかのことに手を出さないつもりでいたので、ゆっくりチェックアウトし、京都駅の方から歩いていきました。実は、久しぶりにファンレターを書きました。先生には「30年ぶり」とお伝えしていましたが、さっき確認したら1999年だったので25年ぶりくらいでした。ほかに先生への“お土産”はなかったのですが、途中で花屋さんがあったので、小さなブーケを求めました*3

ブーケ

鳴海餅本店には予定の時間より早めに着いて「であいもん」とコラボした「下萌」と「柚子羊羹」などをお土産としてゲット。コラボ商品は、ほぼ売り切れそうなところでした。買えて良かった。わりとサクサク進んでいたみたいで予定時間よりも早めにサインしていただきました。前日のランチで色々お話していたこともあり、ここでは、あまりお話はしなかったのですが、ひとつお伝えし忘れていたことを後で思い出しました。

LINEスタンプが欲しい!!

鳴海餅本店

お土産

サインとイラストカード

この後、追加で買ったみたらしを京都御苑でいただきました。

京都御苑

鳴海餅本店のみたらし

ちなみに、いつか訪れたいと思っていた吉田神社が節分祭で、浅野先生から原作8話、アニメ5話(Aパート)に出てくる「一果が鬼に泣かされる」エピソードにある鬼が午後6時になると出てくると教えていただいたのですが(このエピソードは大好き)、初日はその時間までに現地にいくには間に合いそうになく、2日目は迷ったのですが、その時間まで滞在していると帰りが遅くなるなと思って見送ってしまいました。また、いつか機会があれば

*1:前日の夜に「もちづきさん」コラボカフェに行くことになったこと、京都はオーバーツーリズムでとくに週末は非常に混雑しそうなこと、など。

*2:大学の卒業式を寝坊してすっぽかしたり、新卒のときわざわざ名古屋まで来てくれた社長と部長との面接にも寝坊して遅れた記憶がよみがえります。

*3:京都国際マンガミュージアムに立ち寄ったら「BLUE PERIOD」のグッズがあったのでゲット。