(アニメ#18)「帰宅部活動記録」


「夏アニメレビュー」にも書きましたが、夏アニメでベストだと思った作品です。ギャグアニメですし、主役の5人のうち、安藤夏希役の木戸衣吹さん以外は、Web にプロフィールすらない新人で、決してうまくもありません。序盤は視聴を打ち切るかどうか迷うほどでした。実際、見直してみても4話までは、木戸衣吹さんのツッコミを楽しむ程度の我慢の回で、5話が意外に面白かったという程度でした。
http://d.hatena.ne.jp/mohno/20131013/animereview

しかし、神回と言われた7話。他にもいいアニメはたくさんありますが、今期のベストを1話だけ挙げろと言われたら、これを挙げてしまいそうなくらい、すばらしい回でした(感動しましたが、「感動作」ではありません、念のため)。そして、原作を揃えてみて、この7話も含めて、ほとんどが原作をベースにしていたことにも驚きました。それこそアニメ用にオリジナルの脚本を用意したのかと思うくらい、うまくアニメ化されています。

そして、ここまで気持ちをつないでくれたのは木戸衣吹さんがいたからこそです。「おにあい」のときには、中学生に何しゃべらせてるんだと思ったものですが、この抜擢には感謝せざるをえません。こういうことがあるから、ちゃんと見てないアニメを“クソアニメ”って言えないんですよね。ちなみに原作は、ガンガンオンラインで掲載されていたものです。「男子高校生の日常」がアニメ化されたときに知ったサイトですが、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」などもあり、「裏サンデー」よりも好きです。

余談ですが、「日テレの学園ものにハズレなし」という話もあるそうで、たしかに「ちはやふる」や「GJ部」などは面白かったですし、CSで再放送していた「君に届け」もよかったです*1。あと、“学園もの”ではないですが、「DEATH NOTE」も学生が主役でした。今期の「てさぐれ!部活もの」も、「gdgd妖精s」の三番煎じかと思いきや、なかなか面白くなっています。

帰宅部活動記録」は、残念ながらセルディスクは売れ行きが鈍いようですが、1巻3話収録で値段もリーズナブルなので、買い揃えることにしました。はじめて(日本の)blu-ray でアニメ・マラソンをコンプリートしたのは「げんしけん二代目」ですが、はじめて1巻ごとに買い揃えようと思ったのは「帰宅部活動記録」です*2

その最終巻が、昨日届きました:-D

*1:君に届け」も BOX は出たのですが3クール分あるので ためらっています。

*2:ちなみにサントラも買いました。