おススメ・アニメ・アドベント・カレンダー#1「氷菓」

はじめに

10月くらいにあった某所の飲み会でアニメの話が出て、「だったら、アニメのおススメランキング作ってよ」と言われて、そのときは割とその気だったのに放置しっぱなしだったのを思い出しました。アドベントカレンダーの時期なので、これを機に紹介していこうと思います。ちなみに去年は「手持ちのアニメBD(一部DVD)」アドベント・カレンダーをやっていたので、当然ながら重複があります。というか、今年入手した分だけでアドベント・カレンダーできるんですが、いろいろ埋もれているので、パターンを変えることにしました。あまり描き溜めていないので途中で挫折するかもしれません。

氷菓

トップは「氷菓」です。まずは、最近発売が決まった blu-ray BOX版(「「氷菓」BD-BOX」)の amazonの説明を引用しましょう。

省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える、中学からの腐れ縁、伊原摩耶花福部里志。彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリ。「わたし、きになります!」、奉太郎の安穏とした灰色の高校生活が、この一言で一変してしまった!!

ちなみに放送時から発売された単巻 blu-ray を全部揃えるためには約1年、全11巻(かつコミック付属のOVAが1作)で、値段も安くなかったので、blu-ray BOX の登場は痛し痒しというところです。(私は中古で入手してしまいました)

寸評

ジャンルとしてはミステリーに分類されてよいと思いますが、派手な事件が起きるわけではありません。むしろ、そのエピソードがささいであることこそが、本作品のストーリーが秀逸であることの証左になっているともいえます。フィクションにおいて、「過去に例のない大事件」「人類絶滅の危機」といった事件の規模の大きさが物語の面白さに比例するわけではないことを思い知らされる作品です。また、冒頭の通学シーンからも感じられる京都アニメーションの一切手抜きのない映像も素晴らしいものです(序盤で怪異ものなのかと思わせる映像も出てくるが、あくまで演出)。ラブ要素もあるが、さほど大きな要素ではなっていません。

ポイント

米澤穂信原作の「氷菓」は1〜5話に相当します。ここまでで好みかどうかを判断できるでしょう。その後、原作(古典部シリーズ)の長編2作と短編数作が織り交ぜられています(全22話)。