おススメ・アニメ・アドベント・カレンダー#2「とらドラ!」

ストーリー

生まれつきの鋭い目つきが災いして、まわりには不良だと勘違いされている不憫な高校2年生・高須竜児は、高校2年に進級した春、新しいクラスで1人の少女に出会う。彼女は超ミニマムサイズな身長の美少女でありながら、ワガママで短気・暴れ始めたら誰にも手がつけられない通称“手乗りタイガー”と呼ばれる逢坂大河であった。そして放課後、竜児は誰もいない教室に1人残っていた“手乗りタイガー”のある一面を知ってしまう・・・
竜児相打つ恋の共同戦線、超弩級のハイテンション学園ラブコメディー、ここに始まる！

寸評

ラブコメものの傑作だと思います。逢坂大河と高須竜児、そして櫛枝実乃梨、北村祐作、川嶋亜美という5人を中心に、高校生の学園生活や恋愛事情が展開されるのですが、みな身勝手な面はあっても悪人というわけではなく、コメディものとしても安心して見られます。やや、ご都合主義と感じられる面はあるかもしれませんが、ストーリーの秀逸さがそれを打ち消してくれます。とくに後半で作画が微妙なシーンがあるのが意図的なものかどうかわからないところです。

ポイント

ストーリーは全25話（映像特典を除く）で完結しているため、途中まででは評価しづらいと思いますが、序盤の展開だけで好き嫌いは判断できるでしょう。ただ、1秒に満たない短い映像での心理描写といった演出の素晴らしさを堪能できる場面は後半の方が多くあります。