Visual Studio 2005 Tools for Office は、どのエディションで使えるか、など

今日は山口県にある宇部情報システム様にて Microsoft On を開催しました。テーマは「Visual Studio 2005 による開発」と「スマートクライアント」です。

ご担当の方によれば、「今回は、このテーマを選んだものの、Web に関わる参加者もいます」とのことでしたので、少しだけ Web 開発についても盛り込みました。少しテーマが発散してしまった反省はありますが、ASP.NET 2.0 では Web 開発においても色々機能があるので、さわりだけでも触れておきたいと欲張ってしまったのです。幸い、アンケートでは、この部分が参考になった方も何人かいらっしゃったようなのでほっとしております。

今回のワークショップではマスターページと Web パーツについて駆け足で紹介した程度なのですが、たとえば「ASP.NET デベロッパーセンター」で提供している「スクリーンキャスト」では、ASP.NET 2.0 の特徴的な機能を実演しているビデオを見られます。また、「ステップ7」では、実際に使ってみるための簡潔な手順をご紹介しています。

ASP.NET の主要な機能は、無料でダウンロードできる「Visual Web Developer Express Edition」でもお試しいただけます(Express 版は「お試し」になるだけでなく、実際の運用にもお使いいただけるものです)。
さて、今回のワークショップでは、スマートクライアントでご紹介した Office アプリケーションを開発するための Visual Studio 2005 Tools for Office が「どのエディションでサポートされているか」というご質問をいただきました。
Visual Studio 2005 の機能一覧」と、「MSDN サブスクリプションの機能一覧」が別のページになっているので少しわかりづらいかもしれませんが、基本的に以下のエディションがサポートしています。

Visual Studio 2005 Tools for Office (専用の製品)
Visual Studio 2005 Professional with MSDN Professional Subscription または Premium Subscription
Visual Studio 2005 Team Edition または Team Suite
Visual Studio 2005 Professional の単体版では提供されておりませんのでご注意ください。

なお、Office アプリケーション開発については「Office デベロッパーセンター」にも、色々な情報が集約されておりますので、ご活用ください。現在の VSTO 2005 の対象は Office 2003 だけですが、近日登場する 2007 Office の開発情報もあります。2007 Office そのものも大きなバージョンアップですが、2007 Office 対応の開発機能も、それに負けないくらい大きな機能拡張が施される予定です。ご期待ください。

ところで今回の山口県。実はン十年ほど前の学生時代に一度だけ“通った”ことがあります。これは、夏休みに友人同士で名古屋から富山、広島、博多(いずれも友人の実家)を車でまわるという“大旅行”を強行したのでした。ほぼ3人での旅行でしたが、いっさい高速を使わないというハードなもので全走行距離(約2,000km)の半分以上は一番運転の得意な一人が担当していました。私は、このとき200kmくらいしか運転しておらず、しかもこれ以来ずっとペーパードライバーです^_^; 「山口県の思い出」とは程遠いのですが、ふっとこのことを思い出す出張でした。