家族旅行記「恥ずかしながら帰って参りました」
終戦を知らずに28年間をジャングルで潜伏生活していた横井庄一氏の出身は、私の出身と隣接している（市町村統合により現在では同じ市）。横井氏が帰国した当時、わけはわかっていなかったが大きな話題になったことは覚えている。
そんな話はカケラも関係がないのだが、グアムに行ってきた。前回は、2年前。春休みは子供の宿題もないし、少し長めの旅行をするにはいい時期で、その時に家族からまた行きたいと言われていたのだが、まあ色々あったために行けずじまいだった。それで今回の春休みには行けそうかなと年末頃から計画していたところ、例の地震があり、なんだか行くのがためらわれる状況になった。とはいえ、とくに息子は久しぶりだと楽しみにしているし、旅行会社からも中止の案内があるわけでもなかったので、行くことにした。以下はその記録である*1。ちなみに、私はグアムの専門家でも旅行の専門家でもないので、私の情報をもとにした行動によっていかなる損害が生じても責任をもちません、念のため。
前日
9時台の出発なので、早朝の成田エクスプレス*2で出かけたいところなのだが、節電の影響で運休している。チェックインに間に合うように出かけるには、より早い時間のリムジンバスを利用するのがよいと旅行会社からアドバイスをもらったが、結局前日から出かけて成田空港近くのホテル（成田エアポートレストハウス）に泊まることにした。家族3人で1万円しなかったから、交通事情を気にしなくてよいことを思えば意外に安いものだ。
初日
午後2時過ぎにグアム到着し、ツアーのバスでホテルへ直行。天気予報では、ずっと雨となっていたのだが、やはり降っている:-< “雨なら買い物”という鉄則*3にしたがい、シャトルバスに乗ってグアムプレミアムアウトレットからアガニアショッピングセンターまで向かう。といっても、あまりショッピングする時間はなく、シャーリーズというレストランでデザートを食べた程度。クレープでかい。
今回は妻が直前に色々下調べをしていたのだが、近くにラッテストーン公園があるというので、歩いて行く。割とすぐにラッテストーンが見つかった。その隣に防空壕らしきものがあった。そばにある説明文にも「防空壕として使われたものと思われます」と書いてあるのだが、よく見るとしっかり「防空壕」と記されている。日本なら中に入らないよう柵がありそうなところだが、何もなかった。ただ、照明もないので、あまり奥まで入らなかったけれど。
さらに歩いてチャモロビレッジに向かった。妻によれば、毎週水曜日にはナイトマーケットが開催されるのだが*4、今回はこの日しか機会がない。行ってみると、たいそうな人出だった。水牛に乗れるというので、その場所を探したのだが、「KARABAO RIDES」という看板があった。1人3ドルだが、今回は妻と息子が2人で乗って5ドル。駐車場を少し往復する程度だが、あまりできない体験ではある。写真で地面が濡れているのは水牛の小便である。
チャモロ料理を食べ、出店などを見て回る。「ベイブレードの明らかな偽物」（息子談）などが売られていた。前回、“ABC STORES”でポケモンカードの偽物を買ってしまったことがあったため、おもちゃの偽物には敏感になっていたりするのだ。その後、シャトルバスでホテルエリアまで戻る。ABC STORES で買い物などをしてホテルに戻る。初日から、ずいぶん色々まわった。
