青春18きっぷ「鳥取・京都・名古屋」旅行記

青春18きっぷ「富山・金沢」旅行記」に続く第二弾、あるいは「青春18きっぷ」の残りの3枚を使ったという意味では「後編」である。(旅行本編は「1日目」以降)

はじめに

前回のブログにも書いたけれど、前回はオマケ回で、今回がもともと予定していた旅である。以前、(妻方の)叔父さんが青春18きっぷ(+「ムーンライトながら」)を使って京都へ(夫婦で)日帰りで行ってきた、という話を聞いた。青春18きっぷについて調べてみると、2日かければ鳥取くらいまで往復できそうだ、これなら序盤の展開がすばらしかった「琴浦さん」の聖地(鳥取県琴浦町)に行くのも夢じゃない、と思い始めていた。琴浦町へ行くのに往復の飛行機代を使うくらいなら blu-ray 買い揃えますよ、と思っていたが*1、そんなにお金を掛けずに行けるんじゃないか。最近までアニメの聖地巡礼なんてことを自分でやるとは思っていなかったけれど、そういうことをきっかけに行先を決めても面白いんじゃないかと調べているうちに、「アニメ・マンガ・ゲーム舞台聖地マップ」というマップが見つかった。すごい。

最初に世界全体が表示される仕様ってどうなの?と思いつつも、これで効率よく「聖地」をまわれるんじゃないかと思い、それを前提に残りの3枚の切符の使い道について計画を立てた。ちなみに、本気で聖地を調べてる人は、アニメの場面と実際の現地の撮影が同じになるように工夫したりするそうだけど、私の場合は巡礼した人が書いたブログを見て、(それも、ほんの一部だけ)後を追いかけているだけだ。「日々是妄想」の「有頂天家族探訪記・京の歳時記」とか「いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記?」(?〜?へのリンクあり)とか、もうね。何も言えねー。だから、私のは「ぷち聖地巡礼」とか「聖地巡礼カッコ笑い」とか呼んでください(←呼ばなくていい)。あと、歩いて聖地巡礼するのって、ちょっとキツい……いや、好き好んでやってるんだけど。

行程の検討

琴浦さん」の聖地*2は、アニメで琴浦駅と紹介された鳥取県浦安駅(ディズニーランドのある千葉県の駅名と同じ)と赤碕駅の近辺にある。「ムーンライトながら」を使って順調に進んでも、現地に到着するのが15:20。そこに一泊して翌日自宅まで戻ろうとすると、現地の出発は7:22になる。これだと、「鳥取まで行って琴浦町を巡るだけで他に何もしない」という、ちょっと残念なプランになってしまう。鳥取まで行くのなら、やはり砂丘は見たい。当日のうちに鳥取駅まで戻っても、夜である。だから鳥取からの帰りのどこかで、もう一泊すれば、鳥取での活動に余裕ができるはずだ。もとは青春18きっぷを3〜4枚使う予定だった、まるまる5枚使えることになったので、そういう考えもあって2枚と3枚に分けた。

ではどうするかということで、ここは観光名所である京都を軸に考えることにした。さらに追加で、名古屋に立ち寄れないかと思った。卒業した後、一度訪れたっきりの大学とか、その周りとか、どうなっているのか見てみたいと思った。色々夢(?)はふくらむのだが、いかんせん普通電車での移動は時間がかかる。よく考えておかないと、明るい時間に観光できないということにもなりかねない。とりあえず、鳥取に一泊、その後、京都か名古屋に一泊というプランで時刻表を調べた。

どのような経路をたどるかについては、「えきから時刻表」と「青春18きっぷ検索」が役だった。ただし、時刻表が改訂されたばかりで、えきから時刻表は即日更新されていなかった(今は更新済のようだ)。

前回の反省

スマホ(Galaxy S3α)は必携なのだが、それ以外に何を持っていくべきかは悩ましかった。前回はiPad miniSurface 2、Lavie Z(Ultrabook)を充電器込みで持って行ったが、おかげで重かった。まったく使わなかった Surface 2 は早々と脱落。Lavie Z は少し悩んだが、持っていくことにした(持って行って良かった)。思ったほど役立たなかった iPad mini は、ふたたびポケットサーバーにアニメを入れて持って行ったが、やっぱりあまり使わなかった。PDF を入れておくとスマホより見やすいし、充電器もコンパクトなので置いていく気になれないのだが。ただ、iPad mini の充電器は、USB→microUSB ケーブルに差し替えるだけでスマホやバッテリーチャージャーの充電器として使えることがわかった。

ビデオカメラは持っていかないことにした。充電器も含めると重くなるのと、以前からメモリが“へたって”いて使いづらくなっていたからだ*3。これで、だいたい前回の一泊二日旅行と同じ程度の荷物で済んだ。妻によれば「そういう旅行をするなら、Lands' End のリュックを買うといいよ。背負いやすい」とのことである。次回があるかわからないけど、そのときは考えてみよう。

宿泊

結果的に、今回は2泊ともネットカフェを利用した*4。最初からそうしようと思っていたわけではなく、前回と同じように安いホテルを探そうと思っていたのだが、なんとなく値段の誘惑に負けた。鳥取では、夜間の12時間利用で2,180円*5で済んだ。京都も9時間利用で2000円で済んだ*6。結論としては、お勧めはしない。空いてなければ仕方がないが(←それはネットカフェも同じだが)、安いホテルなら3〜4000円くらいであるんじゃないだろうか。ネットカフェの壁は、ただ仕切っているだけの板だし、通路を歩いたり、ドアを開け閉めする音が丸聞こえだ。とくに京都では、夜遅くまで喋っている人たちがいてうるさく、落ち着いて寝られなかった。でも、また誘惑に負けてしまうかもしれない^_^; フリードリンクとか時間つぶしの映画は、それなりに魅力だった。

*1:とはいえ、blu-ray の4巻までは買った。

*2:琴浦さん」の場合、聖地といっても原作の舞台というわけではない。

*3:もう、子どもも大きくなってビデオを使う機会そのものが減っている。ビデオカメラを買い替える気も起きない今日この頃である。

*4:ただし、一泊目は「旅館業営業許可」を取っていて、狭くても鍵がかけられる部屋だった。

*5:シャワー利用を含む。

*6:シャワー使用込み。入会金無料などのクーポン適用あり。